高知東部交通993号、衝撃の再会。
ここのバスもよく追いかけ回していましたので、度々掲載することがあるかと思います。
2010/04/05 安芸営業所
牟岐線からキハ47が大量撤退し、ちょうどバス趣味へ移っていた(再開した?)頃。
高知までモノコック車最後の生き残りを撮りに行った帰り、まさかの再会が。
かつて高知~甲浦の長距離急行で活躍していた日野ブルーリボンが目の前に居るではありませんか。あれほどゴロゴロいた土電のモノコック車も2台に激減、急行に使われていた旧型観光バスに至っては全滅と分かり、県交通系のこれらも既に駆逐されたものと思っていたので衝撃的でした。
高22か・993、昭和62年式の日野ブルーリボン。991~994の4台が東急行専用車として導入。
2005年の室戸岬急行廃止までは土電と共同運行。恐らくその頃までは4台揃っていたと思われますが、廃止後は993のみ残留。以前の急行ダイヤを踏襲するローカル便に運用されました。
この頃はネットこそ普及していたもののまだツイッター等のSNSが浸透しておらず、末端バス会社のローカル運用なんか実際に行ってみないと分かったもんじゃありませんでした。
トップドアーであるために使い勝手が悪く、もし残っていても定期路線では使っていないだろうと思いましたが、安芸~室戸岬を一日2往復しっかりと路線バスやっていました。奇跡的です。
安芸営業所1715発、室戸岬行き。急行時代の甲浦行き最終によく似たダイヤです。
このあと室戸営業所で泊まり、翌朝6時半の便で安芸に戻ってきていました。(うろ覚え)
夕日を浴びて、室戸岬へ向かう993。前面行き先表示が差し込み式なのは急行時代末期から。
海沿いを日が暮れるまで淡々と走り続ける、なんとも言えぬ寂しさのような雰囲気を持つ車両でした。翌年に廃車となるまで何度か乗って撮ってさせてもらったものです。
2010/04/28 一宮高知営業所
ほかに僚車992号が当時の高知県交通本店に一台残っていましたが、こちらはスクール専用となっており乗車は叶わず。昔は隣の998号のように花柄が描かれていたのですが、晩年は消されています。足摺岬急行が椿、室戸岬・甲浦急行がハイビスカス、だったと思いますが。
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